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すべての治療は、「患者さまのお悩み・ご要望」からスタートします
歯科医師の価値観だけで推し進めたりはしていません
歯科治療のすべては、患者さまのご要望からスタートします。例えば、歯並びが多少ずれていても「食事に支障がないから、このままで構わない」という方に対して、歯科医師の価値観だけを振りかざして「治すべきです!」と推し進めたりはしていません。
きっちりした噛み合わせ理論を突き詰めなくても、患者さまご自身が満足していて、生活に支障がないのであれば、極端なことをいえば、そのままでもいいのです。すべての人が理想的な治療を受け、理想的な歯並びを実現しなければならないわけではないのです。
「患者さまはどうなりたいのか?」「誰のための治療なのか?」
もちろん、歯科医師としての自分には「お勧めしたい治療」があり、「お勧めする理由」もあります。医院を開業した当初には、そういった治療を行うことを使命のように感じたり、自分の腕を極めよう、いい仕事をしようという気持ちのほうが強かったかも知れません。
しかし、そうやって自論や理想に捕われていると、患者さまの希望との間にズレが生じてしまうことに気付き、一番大切なのは、理想でも自論でもなく「患者さまはどうなりたいのか?」「誰のための治療なのか?」なのだということに思い至りました。
「前歯の歯並びだけ治したい」「結婚式までに・・・」など、個々の相談に全力で対応させていただいていますので、お悩みやご要望、ご都合などを聞かせてください。
院長の技術力について
矯正を専門とする歯科医師を選ぶときの判断基準のひとつに、日本矯正歯科学会が認める"資格制度"がありますが、僕はこの基準を満たしております。
大学時代から現在に至るまで、自分の医院やアルバイト先の医院等々での経験を通じ、数々の症例に携わってまいりました。学会に参加したり、本を読んで歯科に関する知見を得るようにもしています。
これまでの経験を活かすとともに、今後もいろいろな知識や技術の習得に努め、一人ひとりの患者さまを大切にした矯正治療を行わせていただきたいと思っています。
幅広い選択肢を提供したい
まず始めに、患者さまといろいろ話をしていく中で、何を優先するのかをきちんと伺います。治療したい箇所や内容はもちろんのこと、期間や費用、「治す必要があるのかどうか」といったご相談まで、何でもお話ください。
状況やご自身のご希望によっては、「治療しない」という選択肢もあります。治療しないことによって起こり得るトラブルに関してはしっかり説明させていただきますので、それを踏まえた上で一緒に考えていきましょう。
医師や医院の方針などによっては、治療する方向へと誘導・説得するのかも知れませんが、僕の場合は「治療しないという選択肢」も含めてお話させていただきますので、ご安心ください。
おもてなしの心(ホスピタリティ)を大事にしたい
僕は、歯科医師の仕事は一種のサービス業だと考えています。人が求めているものやサービスを提供することと、人が求めている治療を行うことに差異はなく、どちらの仕事も、「人に喜んでもうらことが一番の喜び」だと思います。
リッツカールトンの話に学び、当院でも、サービス業としての理想的な状態を保ちたいと思うようになりました。人に優しく親切な対応が出来る、そんな歯科医院を目指しています。
患者さまのためにお断りすることもあります
基本的には「患者さまのご希望に沿うこと」を一番に考えますが、「将来的に患者さまのためにならない」と判断した場合にはお断りする場合もあります。たとえば、「正常な犬歯を八重歯にして欲しい」といったご要望は、歯並びを悪くすることなのでお断りします。
また、患者さまが「歯を抜きたくない」と希望されていたとしても、抜歯しなければ他への悪影響が避けられない場合など、結果的に患者さまを不幸にしてしまうと分かっていることまで、「ご要望ならば・・・」と鵜呑みにするのは違うと思っています。
そこは歯科を専門とする医師としてわきまえ、リスクの大きさなどをご納得いただけるまで説明し、考え直していただくように努力いたします。また、専門外のことなど、分からないことは「分からない」と正直に伝えられる誠実さも持ち続けたいと考えています。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。
その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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